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Googleビジネスプロフィールの多言語対応のやり方|自動翻訳に任せてはいけない箇所

Googleビジネスプロフィールを多言語で整える順番と、自動翻訳のまま公開しないほうがよい店名、営業時間、価格、食事制限、予約条件などの確認ポイントを解説します。

Googleビジネスプロフィールの多言語対応は、翻訳ボタンを一度押せば終わる設定ではありません。そもそも、すべての項目に英語・中国語・韓国語の入力欄が並んでいるわけでもありません。店舗名や営業時間は言語ごとに作り分けず、一つの正確な情報として管理し、説明が必要な箇所をメニュー、写真、投稿、店舗サイトで補います。

自動翻訳をそのまま使うと危ないのは、訳文が少し不自然になる箇所より、誤りが来店条件を変えてしまう箇所です。「予約不可」が「予約不要」になる、売り切れ次第終了が通常の閉店時刻として読まれる、魚介だしを含む料理がvegetarianと案内される。こうした違いは、文章の好みでは済みません。

項目ごとに、多言語情報の置き場所を決める

公開作業は、次の順に進めます。

  1. 日本語の店舗名、営業時間、価格、予約条件を確定する
  2. 営業時間やカテゴリなど、Googleビジネスプロフィールに専用欄がある情報はその欄へ入れる
  3. 補足説明だけを投稿、写真、メニュー、言語別の店舗サイトへ分ける
  4. 管理用Googleアカウントにログインしていないスマートフォンで、検索から予約・来店までを確かめる

一つの説明欄へ全言語を押し込むのではなく、情報の種類ごとに置き場所を決めます。以降では、この順番に沿って確認する箇所を説明します。

多言語化の前に、日本語の元情報を一つにする

店舗サイトでは10時開店、Googleマップでは11時開店。紙のメニューと写真に写ったメニューで価格が違う。この状態で翻訳を始めると、誤った元情報まで各言語へ広がってしまいます。

最初に、次の事実を日本語で確定します。

  • 看板と同じ店舗名、住所、電話番号
  • 通常営業時間、定休日、ラストオーダー、臨時営業
  • 代表的な商品・サービスと現在の価格
  • 予約の要否、当日受付、キャンセル条件
  • 支払い方法、免税対応の有無
  • 食事制限やバリアフリー対応で、店が約束できる範囲

更新担当者も決めます。翻訳だけを外部へ依頼しても、元情報が変わったことを伝える人がいなければ、古い外国語案内が残ります。多言語運用で先に必要なのは、翻訳者より元情報を更新する責任者です。

店名とカテゴリは、検索語を置く欄ではない

ビジネス名は、実際の看板、公式サイト、印刷物で使っている名称に合わせます。英語検索を意識しても、屋号にない地域名や「Best Sushi」「Tax Free Shop」を足しません。Googleのビジネス情報に関するガイドラインでは、不要な情報をビジネス名へ加えないよう案内しています。

カテゴリも、翻訳した宣伝文句を自由に書く欄ではありません。Googleが用意した選択肢から、中心事業を表す具体的なカテゴリを必要最小限で選びます。外国語で探す人にも内容を伝えたいときは、実際に提供するメニューやサービスを正確に載せ、店舗サイト側にも読める説明を用意します。

店名のローマ字表記が看板や公式サイトで普段使われている場合は、その表記をサイトやメニューでも統一します。媒体ごとに綴りを変えると、別の店に見えます。

営業時間は訳さず、例外を説明する

曜日と時刻はGoogleビジネスプロフィールの営業時間欄へ入力します。説明文へ営業時間を書き直すと、変更時に二箇所を直すことになり、食い違いが生まれます。祝日、臨時休業、イベント営業は特別営業時間で更新します。

外国語で補う価値があるのは、数字だけでは伝わらない条件です。たとえば日本語の元情報が次なら、英語では一文ずつ意味を分けます。

ランチは11:30〜14:00。売り切れ次第終了。ランチの予約は受け付けていません。

Lunch is served from 11:30 a.m. to 2:00 p.m., while supplies last. We do not take lunch reservations.

「予約を受け付けていない」を No reservation required とすると、「予約なしで利用できる」という別の意味になります。否定、数量、時間、対象期間は、訳文と元文を一項目ずつ照合してください。

価格・アレルギー・食事制限は人が照合する

自動翻訳の公開前に、最低でも価格、固有名詞、否定表現、アレルギー、予約・キャンセル条件を人が確認します。料理名は直訳するより、主な食材と調理法がわかる名前にしたほうが伝わる場合があります。

「精進料理」「お通し」「せいろ蒸し」のように、そのまま置き換えにくい言葉は、ローマ字だけで終わらせません。短い説明を添えます。ただし、魅力的に見せるために原材料や対応範囲を広げないでください。

食事制限は特に慎重に扱います。野菜中心でも魚介だしを使うなら、店内で確認せず vegetarianvegan と断定できません。アレルギー対応も、同じ厨房や調理器具を使う可能性まで含めて、店舗が実際に説明できる範囲だけを記載します。

現在のプロフィールで、どの情報を優先して直すべきか迷う場合は、無料MEO診断をご利用ください。日本語の元情報と外国語の案内が食い違っていないか、公開前に確認する項目を整理します。

長文は店舗サイト、Googleマップには判断材料を置く

Googleビジネスプロフィールの説明欄には、事業内容、商品・サービス、沿革など、店舗を理解するための情報を書けます。一方で、リンク、価格やセールを前面に出す表現、無関係な内容は認められていません。詳細は公式ガイドラインで最新の条件を確認してください。

複数言語の長い説明を一つの欄へ詰め込むと、どの言語の読者にも読みにくくなります。Googleマップには営業時間、カテゴリ、代表メニュー、写真、予約リンクなど、比較に必要な情報を置きます。詳しいメニュー、食事制限、アクセスは、言語別の店舗サイトへ分けるほうが更新箇所を管理しやすくなります。

写真も翻訳の代わりにはなりませんが、入口、座席、料理の量、券売機の場所を伝えられます。古い価格表や季節メニューが写っていないかを確認し、画像内の文字だけに重要情報を閉じ込めないようにします。

飲食店での優先順位は、まずGoogleビジネスプロフィールの設定手順で基本情報を揃え、名称の表記はビジネス名のガイドラインに沿って点検すると決めやすくなります。

投稿は一言語ずつ、公開日と終了日を確認する

新商品や営業変更を投稿するとき、日本語と複数言語を一つの長文へ押し込むと、冒頭だけで画面が埋まります。対象となるお客様が多い言語から、短い投稿を分けて作ります。

翻訳前に「いつから、いつまで、どの店舗で、いくらか」を確定し、公開後はリンク先と日付をスマートフォンで確認します。キャンペーンが終わったら、古い案内を残さないことも作業の一部です。

AIで下書きを作るなら、店舗名、商品名、定型の注意文を言語別の用語集にします。毎回違う訳語が出る状態を避けたうえで、公開者が元文と数字を照合します。Googleビジネスプロフィールの設定手順で、AIに任せる範囲と店舗が決める事実を分ける準備も確認できます。

クチコミ返信は、投稿された言語に合わせる

英語で書かれたクチコミには英語で、中国語なら使われている文字体系を見て返します。簡体字と繁体字は同じ「中国語」として混ぜません。投稿者の国籍を推測するのではなく、実際に書かれた言語へ合わせるのが基本です。

文面は、感謝、投稿内の具体的な内容、必要なら次回案内までで十分です。商品名や利用場面を一つ入れ、投稿された言語で短く返します。個人情報を出さない、確認前に改善を約束しない、といった原則はGoogleのクチコミ返信例と基本も共通です。

多言語化した後は、検索より先に来店動線を試す

公開後は、外国語の業種名と地域名でプロフィールを探し、営業時間、メニュー、経路、予約先を順に開きます。検索順位は地点によって変わるため、自分の店内から一度検索した結果だけでは判断できません。

外国語クチコミを増やす場合も、特典や星の指定は使わず、実際に利用したお客様へ正直な感想を頼みます。依頼の基本はGoogleの口コミを増やす方法を参照し、店頭のQRコードから直接クチコミ投稿画面へ進めることも確認します。

複数言語の文面を毎回作るのが難しい店舗向けに、インバウンド多言語MEOプランではAIによる多言語投稿・返信案の作成を段階的に提供する予定です。自動生成された文面も、人が確認せず公開する前提ではありません。利用できる言語と機能は、導入時に最新の提供範囲をご確認ください。

公開前に、営業中か、予算に合うか、入店できるかを一つずつ確認します。この三つに答えられれば、外国語の文字数を増やすより役立つプロフィールになります。

本記事は2026年7月18日時点のGoogle公式ヘルプを基にしています。管理画面の項目やコンテンツの条件は変更される場合があるため、公開時は最新の公式情報をご確認ください。