MEOの90日運用計画|初期整備から計測・改善まで
MEOを90日で運用に定着させるために、Googleビジネスプロフィールの初期整備、写真・クチコミ・投稿、指標の計測、改善判断を時系列で整理します。
MEOは、初期設定を一度終えれば完成する施策ではありません。ただし、毎日投稿を続けなければ成果が出ない仕事でもありません。最初の90日で必要なのは、正確な店舗情報をつくり、来店判断に必要な材料を足し、同じ条件で数字を比べられる運用を決めることです。
90日を順位保証の期限にはしません。改善の土台を一巡させる期間として使います。
1〜30日目:公開情報の食い違いをなくす
最初の一週間は、新しい投稿を作る前にGoogleビジネスプロフィールを棚卸しします。店頭、公式サイト、予約ページ、Googleマップを横に並べ、次の項目を確認します。
- 店名、住所、電話番号、Webサイト
- メインカテゴリと追加カテゴリ
- 通常営業時間と特別営業時間
- 予約・注文などのリンク
- オーナーと管理者の権限
古い情報を見つけたら、変更日と担当者を台帳へ残します。店名へ検索語句を足す、実体のない住所を登録するといった方法は使いません。Googleが案内するローカル検索の基本も、正確で充実した情報を保つことから始まります。
Googleのローカル検索結果のランキングについて(Google公式)
2週目以降は、客のスマートフォンから公開画面を確認します。電話、ルート、Webサイト、予約ボタンを実際に押し、正しい店舗へ着くかを試してください。初期設定で確認する8項目を使うと、抜けを洗い出せます。
同時に、改善前の基準値を保存します。検索語句、ルート検索、通話ボタン、Webサイトのクリックなど、現在確認できる指標を同じ期間で記録します。過去データがなくても構いません。ここから比較できる状態をつくることが目的です。
31〜60日目:来店前の疑問へ、写真と情報で答える
基本情報がそろったら、検索した人が店を選ぶときの疑問を集めます。電話でよく聞かれること、クチコミに繰り返し出ること、店の前で迷われる場所です。
外観、入口、店内、代表的な商品・サービスの写真を追加します。写真の数を競う必要はありません。夜に入口が分かりにくい店なら夜の外観、ビル内なら曲がり角や階数が分かる写真を優先します。
クチコミには、本人が書いた内容の範囲で返信します。意見を受け取り、次に読む人へ店の姿勢を伝えるためです。評価を変えてもらうよう求めません。個別確認が必要なら、予約名や利用内容を公開欄で尋ねず、店舗の窓口へ案内します。
投稿は、営業変更、季節商品、イベント、予約開始など、今知らせる理由があるときに使います。あらかじめ毎週何本と決めるより、店舗の月間予定から公開すべき情報を選びます。Googleは投稿機能を案内していますが、投稿頻度による順位上昇を保証していません。
ビジネスプロフィールの投稿を作成、管理する(Google公式)
61〜90日目:順位と来店前行動を同じ表で読む
3か月目に、改善前と同じ期間・同じ条件で数字を比べます。順位を測る場合は、検索語句と検索地点を固定します。現在地が違えばローカル検索結果も変わるため、一地点の順位を地域全体の成果として扱いません。
プロフィールのパフォーマンスでは、検索語句、ルート検索、通話、Webサイトのクリックなどを確認できます。通話はボタンが押された回数であり、電話がつながった件数や予約数とは別です。予約台帳、POS、問い合わせ件数と同じ月で見比べます。
ビジネスプロフィールのパフォーマンスを確認する(Google公式)
数字が伸びたときも、すぐ一つの施策の成果と断定しません。季節、天候、広告、イベント、休業日数など、同時に変わった条件を記録します。反対に変化がなければ、作業量を増やす前に、検索後の導線で止まっている場所を探します。
90日目に、残す作業とやめる作業を決める
四半期の終わりには、運用を軽くする見直しをします。施策の数を競う必要はありません。店舗情報の月次点検、祝日前の営業時間確認、クチコミ通知、写真の撮影、レポート作成について、担当者と期限を決めます。
内容の薄い投稿、誰も読まない長い報告書、地点条件の分からない順位記録は、続ける理由がありません。店舗側で判断に使えなかった作業はやめ、来店前の迷いを減らした更新へ時間を戻します。
MEO月次レポートの作り方には、作業履歴と成果指標を同じ一枚で見る方法をまとめています。
91日目に残すのは、月次点検の担当者と期限、判断に使う指標、やめる作業の三つです。実店舗が変わった日にプロフィールも直せるなら、Googleマップ検索を継続して店舗集客へつなげられます。