MEO月次レポートの作り方|順位だけで終わらない店舗集客の報告
Googleビジネスプロフィールの表示、検索語句、ルート、通話、Webクリックを店舗成果とつなぐ月次レポートの作り方を紹介します。
良いMEO月次レポートは、1ページ目で事実、解釈、来月の作業が決まります。検索順位が上がった、表示が増えたという報告だけでは、予約や来店へのつながりが分かりません。
最初のページには、結論、根拠となる数字、次月の作業を置きます。責任者が判断できる順に組み立てます。
1ページ目は、事実・解釈・次の作業に分ける
冒頭は次の3段で書きます。
事実:「ルート検索は前月より増加。通話ボタンは横ばい。予約台帳の新規予約は増えていない」のように、取得できた数字だけを書きます。
解釈:「地域イベントによる人流増加と、入口写真の更新が同じ月に重なった。どちらの影響かは切り分けられない」と、候補と限界を示します。
次の作業:「地図の到着地点と入口案内を確認する。電話の用件を一週間だけ記録する」と、担当と期限を決めます。
「施策が成功した」と断定する前に、季節、営業日、広告、休業、地域イベントを確認します。原因を言い切れない月は、無理に結論を作らず、次月に確かめる条件を決めます。
指標は、露出から店舗成果の順に並べる
報告表は、顧客が店へ近づく順にすると読みやすくなります。
| 段階 | 主な指標 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 見つかる | 表示、検索語句、地点別順位 | どの場面でプロフィールが出たか |
| 検討する | Web・予約リンクのクリック | 詳細確認や予約へ進んだか |
| 行動する | ルート、通話、Webクリック | 何をしようとしたか |
| 店を利用する | 予約、来店、会計 | 店舗成果へつながったか |
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスでは、表示、検索語句、ルート、通話、Webサイトクリックなどを確認できます。通話はボタンのクリックであり、実際の受電や予約とは異なります。ルートも来店完了数ではありません。
ビジネスプロフィールのパフォーマンスを確認する(Google公式)
各指標の定義はパフォーマンス指標の読み方にそろえ、レポート内でも取得元を明記します。
前月比には、営業条件を添える
7月と6月では日数も祝日も違います。前月比を出す場合は、営業日数、営業時間、休業、広告出稿を同じ欄へ書きます。季節差が大きい業態では前年同月も見ますが、移転や計測方法の変更があれば、そのまま比較できないことを注記します。
順位を載せるなら、検索語句、検索地点、計測日時を固定します。一地点の1位を「地域全体で1位」とは表現しません。Googleも、ローカル検索は関連性、距離、知名度の組み合わせで決まり、より良い掲載順位を依頼したり購入したりする方法はないと案内しています。
Googleのローカル検索結果のランキングについて(Google公式)
作業記録は、結果の表と混ぜない
投稿本数、写真追加、クチコミ返信は作業量です。ルート、予約、来店は結果側の数字です。同じグラフへ並べて「投稿が多いほど来店が増えた」と見せると、因果関係を誤ります。
作業記録には、何を何件行ったかだけでなく、変更内容を残します。「写真3枚」より「南口から見える外観、駐車場入口、受付の写真を更新」のほうが、後から影響を考えられます。
次月の施策は、一度に二つまでに絞る
レポートで課題が五つ見つかっても、一度に全部変えると何が効いたか分かりません。営業時間の修正と入口写真の更新など、緊急度が高く、現場で完了を確認できる作業から選びます。
順位を改善指標に含める場合は、Googleマップの検索順位を同じ条件で調べる方法を使い、検索語句、地点、日時、端末を記録します。
担当、期限、確認する指標を書きます。たとえば「店舗責任者が8月10日までに駐車場写真を更新。翌月はルートと店頭での道案内質問を確認」とします。
Googleは、第三者へ運用を委託する場合も、店舗側が表示、閲覧、クリックなどのパフォーマンスを把握する権利があると説明しています。代理店の資料でも元データと作業履歴が確認できる状態にします。
委託先を選ぶ前に、MEO業者の選び方で、レポートの指標だけでなく、プロフィールの所有権、毎月の作業、解約後のデータ引き継ぎまで契約条件に含まれるか確認してください。
第三者へビジネスプロフィール管理を依頼するときの注意点(Google公式)
次回のレポートには、変えた項目を一つ、動いた・動かなかった数字を一つ、翌月の担当と期限を一つ残します。店舗で判断に使えない情報は、翌月から外して構いません。