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訪日客の口コミを増やす方法|多言語QRコード・POPの作り方と設置場所

訪日客へGoogleクチコミを中立に依頼するための、多言語QRコードと店頭POPの作り方を解説します。英語、簡体字、繁体字、韓国語の自然な依頼文とNG例も掲載します。

多言語のQRコードは、良いクチコミを生む道具ではありません。店名を検索し、正しい店舗を探し、投稿画面を開くまでの手間を短くする道具です。実際に利用したお客様へ、特典も評価の指定も付けず、正直な感想を頼むときに使います。

一つの店舗なら、言語ごとに別の投稿先を作る必要はありません。Googleビジネスプロフィールから取得した同じクチコミ用リンクを使い、QRコードの周りに置く案内文だけを英語、簡体字、繁体字、韓国語へ分けます。

Google公式のクチコミ用リンクから作る

Googleビジネスプロフィールには、対象店舗のクチコミ投稿画面を開く専用リンクがあります。2026年7月時点では、パソコンのGoogle検索で自店のプロフィールを開き、「クチコミを読む」から「クチコミを増やす」を選ぶと、リンクの共有とQRコードの保存ができます。

画面名や使える端末は変わる場合があります。クチコミ用リンクまたはQRコードを作成する公式手順で、現在の操作を確認してください。

保存したら、印刷へ進む前に次の点を確かめます。

  • 店舗スタッフの管理画面ではなく、お客様用の投稿画面が開くか
  • 同名の別店舗や、系列の別支店につながっていないか
  • iPhoneとAndroidの両方で読み取れるか
  • Googleアカウントへログインしていない場合も、画面の案内が理解できるか
  • 実際に印刷する大きさと照明で読み取れるか

短縮URLや独自の転送ページを間に挟むと、そのサービスが終了したときに印刷物が使えなくなります。特別な理由がなければ、Googleが発行したリンクをそのまま使うほうが管理箇所を減らせます。

POPは「高評価」ではなく「正直な感想」を頼む

依頼文は短くします。必要なのは、Googleのクチコミであること、投稿は任意であること、良い点と改善点のどちらも歓迎することです。星の数、店名を含む特定キーワード、スタッフ名の記載は求めません。

英語

If you have a moment, we’d appreciate an honest Google review of your visit. We’d be grateful to hear both what you enjoyed and what we could do better.

中国語(簡体字)

如果方便的话,欢迎您在 Google 上分享这次体验的真实感受。无论是喜欢的地方,还是觉得可以改进的地方,都欢迎告诉我们。

中国語(繁体字)

如果方便的話,歡迎您在 Google 上分享這次體驗的真實感受。無論是喜歡的地方,還是覺得可以改進的地方,都歡迎告訴我們。

韓国語

시간이 되실 때 Google에 이번 방문에 대한 솔직한 후기를 남겨 주시면 감사하겠습니다. 좋았던 점과 아쉬웠던 점 모두 서비스 개선에 도움이 됩니다.

簡体字と繁体字は、文字を一部だけ置き換えて混ぜないようにします。簡体字では 这・体验・真实・喜欢・改进、繁体字では 這・體驗・真實・喜歡・改進 と、文全体の体系をそろえます。

英語の Please write your true feelings.、韓国語の 정직한 감상을 작성해 주세요 は、日本語の「正直な感想」を単語ごとに移した響きがあります。上の例のように、英語は an honest review、韓国語は 솔직한 후기 とすると、クチコミ依頼として自然です。

一枚のPOPには、依頼と投稿先だけを載せる

店頭POPは、説明を増やすほど読みやすくなるわけではありません。一枚には次の要素を載せます。

  • 対象となる店舗名。多店舗なら支店名まで書く
  • 投稿は任意で、良い点と改善点のどちらも歓迎するという依頼文
  • 「Google Review」など、用途を明記したQRコード
  • 店頭で投稿を求めず、持ち帰って後から読める案内

QRコードの近くに割引、特典、星の指定は置きません。注文用QRコードと同じ紙面に載せる場合は、枠や見出しを分け、どちらを読み取るのか迷わないようにします。印刷前に店舗名とリンク先を照合し、印刷後の読み取り確認へ進みます。

店頭POPを作る前に、プロフィールやクチコミ運用の不足も確認したい場合は、無料MEO診断をご利用ください。QRコードの先にある店舗情報と、返信まで含めて改善点を整理します。

特典付きと星指定はNG例として扱う

次の依頼は使いません。

星5のクチコミを投稿していただくと、お会計から10%割引します。

言語を変えても問題は変わりません。次はいずれも同じ内容のNG例です。

  • 英語: Show us your five-star review for 10% off.
  • 簡体字: 出示五星好评,即可享九折优惠。
  • 繁体字: 出示五星好評,即可享九折優惠。
  • 韓国語: 별점 5점 리뷰를 보여 주시면 10% 할인해 드립니다.

Googleは、金銭、割引、無料の商品やサービスなどと引き換えに、クチコミの投稿、変更、否定的なクチコミの削除を求めることを禁止しています。肯定的な投稿だけを選んで依頼することや、その場で投稿を求めて圧力をかけることも認めていません。クチコミを増やすためのGoogle公式のヒントと禁止および制限されているコンテンツを確認してください。

景品表示法のステルスマーケティング規制では、事業者が表示内容の決定に関与した広告なのに、一般消費者が広告と判別しにくい表示が問題になります。消費者庁のステルスマーケティングに関するQ&Aでは、星5や推奨コメントを指定する場合と、内容を指定しない場合を分けて説明しています。

したがって、「特典付きならすべて同じ理由で景表法違反」と一括りにはできません。一方、Googleのポリシーは内容指定の有無にかかわらず、クチコミと引き換えの特典を禁止しています。店舗運用では両者を混同せず、特典を付けない、評価を指定しない、実体験に基づく正直な感想を頼む、という基準にそろえるのが安全です。

投稿をスタッフの前で完了させない

会計中にQRコードを示し、その場で投稿画面を見せてもらう運用は避けます。お客様は、低い評価や改善点を書きづらくなります。Googleのポリシーも、店内で評価やクチコミを残すよう要求・圧力をかけないことを求めています。

店頭では「よろしければ、後でお時間のあるときに」とカードを渡す程度にします。投稿したかどうかを確認せず、依頼を断られても接客やサービスを変えません。Googleの口コミを増やす方法では、対象を選別しない依頼タイミングと日本語の例文を詳しく説明しています。

置き場所は、体験が終わってから読める場所

QRコードは目立つ場所ならどこでもよいわけではありません。注文前に大きく掲げると、まだ体験していない人へ投稿を促すことになります。スタッフが画面をのぞき込む位置も向きません。

飲食店なら、会計後に持ち帰れる小さなカード、レシートと一緒に渡す案内、出口付近のPOPが候補です。ホテルならチェックアウト後の案内メール、小売店なら商品を使う時間を考えたお礼メールなど、業態によって「体験を振り返れる時点」は変わります。

卓上POPを置く場合も、注文用QRコードとクチコミ用QRコードを近づけすぎないでください。「Order」「Review」の目的を言語ごとに明記し、誤って投稿画面を開かないようにします。

飲食店で検索から会計までの接点を見直す場合は、Googleビジネスプロフィールの基本設定も確認します。

印刷後は、毎月一枚を実際に読み取る

作成時に読めたQRコードも、汚れ、折れ、光の反射、メニュー差し替えで読み取りにくくなります。多店舗で同じデザインを使うと、別支店のリンクを印刷する事故も起きます。

月に一度、店頭にある現物をお客様と同じ距離から読み取ります。正しい店舗か、投稿画面まで開くか、周囲の外国語文面が古くないかを確認します。リンクを管理する一覧には、店舗名、設置場所、確認日を残します。誰が投稿したかは記録しません。

新しいクチコミが届いたら、依頼して終わりにせず返信します。返信の基本はGoogleのクチコミ返信例と運用で確認し、返信の前提となる営業時間やメニューはGoogleビジネスプロフィールの多言語対応で整理します。

届いた指摘を写真やメニューの更新へつなげる

クチコミに「入口がわかりにくい」「英語メニューの価格が違った」と書かれたら、返信だけで済ませず、外観写真やメニューを更新します。検索から入店までの点検順は飲食店のインバウンド集客で確認できます。

言語ごとのカードや返信文を毎回用意するのが難しい店舗向けに、インバウンド多言語MEOプランでは多言語クチコミ獲得キットと外国語返信支援を段階的に提供する予定です。提供範囲や開始時期は機能ごとに異なるため、利用前に最新状況をご確認ください。

QRコードを置いた後は、星の数だけでなく、繰り返し書かれる迷いを確認します。入口、写真、メニューを一つ直し、次の確認日を決めるところまでを毎月の運用に含めてください。

本記事は2026年7月18日時点のGoogle公式ポリシーと消費者庁の公開情報を基にしています。制度やポリシーは変更される場合があるため、実施時は最新の一次情報をご確認ください。